ワイシャツの胸ポケットはダサいのか? その理由と正解について
「ワイシャツにポケットは必要ない」と思う男性もいれば「いやいや、必要」と意見する男性も多いワイシャツのポケット問題。
一般的に「ワイシャツの胸ポケットはダサい」と言われますが、そもそもポケットの有無はどちらが正解なのでしょうか。そこで今回は、胸ポケット必要派・不要派の意見をはじめ、その由来や役に立つポケット情報をまとめます。
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目次
ワイシャツの胸ポケットはあったほうが良いのか無くてもいいのか
ここでは、ポケットあり派となし派の両方の意見を参考にこの問題を紐解きます。
胸ポケットあり派の意見
「ポケットは収納のために必要」と考えるのが、ポケットあり派に一番多い意見です。
オフィスでジャケットを脱ぐという男性は少なくないため、そうなると収納が減ってしまい困るというのがその理由。職種にもよりますが、デスクワークがメインの男性であれば尚更です。
オフィス専用のIDカード入れにあったほうが便利
ボールペンやスマホを入れたい
ポケットがあっても後から取ればいい
気に入ったシャツがたまたまポケット付きだった
胸ポケットなし派の意見
「ポケットは、あったほうが便利だとは思う」という前置きがありつつも、「ポケット無しが常識」と捉える男性も多いようです。
ポケット付きを購入することがあっても、後で必ず外すという方も少なくない様子。
また、クールビズが浸透しつつある日本ではあまりピンときませんが、海外のように「シャツは下着と同じ」と捉える方も少なからずいらっしゃいます。
ポケット無しが常識だと思っている
ポケットは無いほうがスッキリして見える
ポケット無しのほうがクラシック感が増す
ワイシャツの胸ポケットがダサいと言われる理由
ワイシャツの胸ポケットがダサいと言われる理由は主に下記の3つ。
収納には一役買ってくれるものの、見た目の美しさには欠ける……という点が「ダサい」と感じる理由のようです。
- ポケットにものが入っているとシルエットが崩れる(実用性より見た目重視)
- 安っぽいシャツに見える(おしゃれには見えない)
- オヤジっぽく見える
胸ポケットの由来
シャツの発祥はヨーロッパ
シャツが誕生したのはヨーロッパと言われています。
ヨーロッパでは当時「シャツは下着」という位置付けでしたが、その後ポケット付きのシャツがアメリカで誕生しました。
アイビールックを背景に登場したボタンダウン・カラー同様、アメリカでは機能面やデザインの一部としてポケット付きが誕生し、当然「下着」という認識もありません。
ただし、アメリカとはいえ金融エリートの集まるウォール街においては「胸ポケット無し」が主流。ポケット付きのワイシャツはプロ失格と見なされます。
ワイシャツの胸ポケットは軍服が起源という説
確かな情報がどうかは分かりませんが、軍服シャツが胸ポケット誕生の由来とも言われます。
戦場では当然、着用する衣服にも機能性が求められますよね? MA1やM65を見れば一目瞭然です。
ミリタリーウェアは今も昔も、男性ファッションに与える影響が大きいはず。軍服に見る収納ポケットの多さを見れば、それが起源と言われるのも頷けます。
胸ポケットにボールペンはありなのか
礼服や準礼服であれば、スーツのポケットは装飾のためのポケットになりますが、サラリーマンが普段使いするスーツはまた別です。
また、サラリーマンであればジャケットのポケットあるいはワイシャツのポケットにボールペンを入れるという人も少なくないと思います。
ペンはありなのか無しなのか? 明確なルールは無いようですが、ペンによっては無しと言われることもあります。
○○なペンであればOK
「ダサい」と言われないためにも、胸にインするペンはチープなものでなく、できれば高級感のあるものをチョイスするのがベスト。ベルトのバックルや腕時計と統一感を持たせるのもポイントです。
また、「ボールペンのインクでポケットが汚れてしまった!」という時は下記を参考にしてみてください。
ワイシャツの胸ポケットの外し方
手間は少しかかりますが胸ポケットは自分で外せます。
ワイシャツの胸ポケットまとめ
「ワイシャツの胸ポケットはありなのか、なしなのか」についてまとめると……ワイシャツの胸ポケットは無いほうがスマート。
そのほうがドレス感やおしゃれ度は増しますが、ポケットありでも決してNGではありません。
普段使いするシャツについてはポケットあり、勝負スーツのときはポケットなしを選ぶなど、時と場合に応じて使い分けるのも一つの手です。
また、どんなスーツを着たいのか、スーツのスタイル(英国式なのか米国式なのか)によっても違ってくるため、求めるデザインや機能性に応じて選ぶことをおすすめします。