どうして女性は突然怒る? 知っておくべき理由と5つの対処法
男性のみなさん、このような経験はありませんか?
- 会話中、女性からの質問に答えただけなのに怒り出した
- それまでいつもどおり会話をしていたのに怒り出した
- 言い合いになった理由は一つのはずなのに過去のことまで引き合いに出された
- 今まで怒ったことのない彼女に、怒りながら別れを切り出された
多かれ少なかれ、このような経験があると思います。
ではなぜ、女性は突然怒るのでしょうか。この記事では、その理由と対処法に迫ります。
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目次
女性が突然怒り出すのは「女性脳」だからではない
左脳は「論理脳」「デジタル脳」と言われており、論理的思考や言語を司っています。コンピュータで言えばCPUの役割です。
右脳は「イメージ脳」「感覚脳」「芸術脳」などと言われており、情緒的な感情やアイディア、ひらめきを司っています。記憶力に大きく関係しているのも右脳で、ハードディスク的な役割をしています。
これらの脳の構造は男女で共通しており、よく「男性脳」や「女性脳」と言いますが、脳の構造自体に大きな違いはありません。
左脳と右脳のパイプ役を担っている脳梁の太さの違いで、男女の思考が違うという説もありますが、近年、脳科学者の間では、この説を発表した論文のデータの信ぴょう性が疑われています。
男性にはわからない……突然女性が怒る理由とは
「男性と女性の脳の構造が違う」とは、はっきり言えないものの、女性が突然怒り出すのは以下のことが原因だと考えられています。
記憶が感情と連動している
女性が怒ったり、悲しいときに感情が「ワーッ」となって興奮気味になってしまうことはないですか?
例えば、「昔からそうだった」「あのときもこうだった」と今とは関係ない過去の話を持ち出したり、感情で時系列をまとめてしまう癖はついていませんか?
それは、女性が「記憶と感情をセットで記憶している」からです。
女性は怒りの対象を一つ見つけると、その怒りに連動させ過去の出来事から怒りの感情を瞬時にすべて掘り出してしまいます。
些細なきっかけだったとしても、昔の怒りが上乗せになることで怒りがより増幅していきます。
ネガティブなことを一括りにしてどんどん不満を巨大化させてしまうと、心も限界を迎えてしまいます。
不満を抱えてしまうから
外に出て人と過ごす時間はかけがえのない大切なもの。
しかし、大人になるとよりベストな受け答えを考えたり、円滑なコミュニケーションを意識して変に緊張したり、嫌なことがあっても、その場で表情や口に出さずにグッと我慢することもあるでしょう。
人間関係が続く限り、不満もつきものなのです。
脳が疲れている
彼女や妻のイライラの原因は、脳疲労かもしれません。
脳が疲れると、イライラしたり、不眠の症状が見られます。
眠れないとさらにイライラし、目の疲れや肩こりを感じると、よりだるく感じてしまいます。
脳疲労は、ストレスや情報を詰め込み過ぎなどが主な原因です。
彼女や妻が最近疲れ気味で「怒りっぽくなった」と感じているのであれば、疲れを癒してあげることを優先してあげましょう。
脳疲労を放置していると、うつ病や生活習慣病にも繋がっていきます。決して甘く見てはいけません。
女性ホルモンの増減
彼女や妻の感情に波がありませんか? その場合は、女性ホルモンのせいかもしれません。
女性ホルモンの増減によって、セロトニン(精神安定のための物質)の分泌量も左右され、情緒不安定になりやすくなります。これは男性にはありません。
その情緒不安定が、結果的にすぐに怒る性格を作り出してしまい、男性にそのイメージを強く抱かせている可能性も高いです。
女性が突然怒り出す前にできる対処法
女性が男性に求めるのは「解決」ではなく「共感」
自分を認めて欲しくて男性に話をしています。それ以上でも以下でもありません。
女性の心を穏やかにするには「共感」してあげることが一番です。
この点に注目しながら、以下で紹介する対処法を実行してみましょう。恋愛のみならず職場の人間関係を円滑にするためにも非常に効果的です。
女性の話を聞く
「女性の話を聞くのは面倒」と思うかもしれないですが、できるだけ女性の話は聞いてあげてください。
結論がみえない会話に苦痛を感じても、ただただ話を聞くだけで、女性は怒りを溜め込まずに済みます。
「彼女や妻の愚痴や悩みを早く解決しよう」と、先を急いではいけません。解決策を探すのは一見すると優しいようですが、目の前の女性を否定する行為にもなりかねません。
自発的に手伝う
「家事や育児は女性が担当するもの」という考えから、家事や育児を任せきりにしていませんか?
男性が仕事でストレスが溜まるように、女性も家事や育児ばかりしているとストレスが溜まります。
職場の女性にも自分のパートナーにも「何か手伝えることはない?」と聞いたうえで進んで手伝うようにしましょう。
黙って勝手に手伝いをすると「自分のやり方が気に食わないの?」と思われてしまうため注意してください。
特に女性が疲れている時にこのように声をかけると「私のことを気にかけてくれるんだ」と感じることができ、より効果的です。
一人を楽しむ時間を確保する
気分転換に一人で何かを楽しむ時間も時には必要です。
たとえ大好きな相手でも、長い時間一緒にいると疲れます。一人で考えたいこともあるはずです。
パートナーにとっても良いリフレッシュになるでしょう。
提案する時は女性の意見も聞く
会話の中で回りくどい言い方をする女性は少なくありません。そのため、男性は女性の主張をつい見逃しがちです。
「あの時なにも言わなかったじゃないか」という男性と「言ったのに聞いてくれなかった」という女性の意見のすれ違いは、皆さんも経験があるはず。
だからこそ、何か決断するときは「自分はこう思うけど、君はどう思う?」と、女性にも意見を聞くようにしましょう。はっきり意見を聞かれたら、女性もはっきりと自己主張できるでしょう。
ねぎらいの言葉をかける
思考回路が感情を中心に回っている女性は、口にしないだけで男性の気持ちが理解できず不安になることもあります。
気恥ずかしいかもしれませんが「ありがとう」「ごめんね」「愛してる」をきちんと言葉に表すと女性は安心します。
メンタルの不調や不安を抱えているようなら、精神科や心療内科の受診をすすめてみると良いでしょう。
女性が突然怒る理由と対処法まとめ
女性を怒らせてばかりいると、二人の関係は最悪の結末を迎えてしまうかもしれません。
そうならないためには原因をきちんと理解し、対処することが非常に大切です。
女性も怒りたくて怒っているのではありません。
ホルモンや脳の疲労によってついイライラしてしまい、「あなたが好きでいてくれる女性でありたい」と思いながらも、思うようにいかないことで己嫌悪に陥ってしまうこともあります。
だからこそ、いつも笑顔でいさせてくれる男性には女性も感謝の気持ちを抱きます。
女性の怒りには、彼女や妻の気持ちに寄り添ってあげることが一番の解決策です。
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