外見にこだわる男が迎える「不幸な未来」とは?

「面食い」と言われるような男性は、外見だけを恋人に求めてしまう傾向にあります。
では果たして「面食い」の男性は、美人と付き合うことで幸せになれるのでしょうか?
結論から言えば、そのままでは「思い通りの結婚生活」と呼べる長期的な幸せを築くことは難しくなります。
この記事では、外見にこだわる男性の特徴、迎えがちな不幸な未来、そして外見重視を卒業して性格重視になるステップについてお伝えします。
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目次
外見にこだわる男性が持つ4つの特徴
付き合う女性の外見にこだわってしまう男性には、一体どのような特徴があるのでしょうか。
QOOL編集部で独自に調べていくと、外見にこだわる男性には大きく分けて4つの特徴があることが分かりました。
1. 完璧主義
完璧主義の人は、女性に妥協することができません。少しでも足りないものがあると「この人じゃダメだ!」と切り捨ててしまいます。
女性との出会いの場で言えば、顔のつくりが少しでも好みと外れていれば、その女性と会話をすることがありません。
顔のパーツが完璧に好みの形でなければ、「話したり仲良くなったりする必要はない」と判断するからです。
こうした点から、完璧主義をもつ人は出会いの場で嫌われがち。自分が「完璧だ」と認めた女性以外とはまともに話さないからです。
着ている洋服にゴミがついていないかなど、自分自身にも完璧を求めます。自分自身の外見にも、こだわりがあると言えます。
2. 理想が高い
理想が高い男性もまた、女性の外見にこだわりがちです。
「こんな女性と付き合いたい」と考えたときに、目標とすべき女性に芸能人やモデルのような外見を条件として定めてしまいます。
これは、何事に対しても最も良い結果を求めるからです。
理想となる外見を持つ女性と、自分が釣り合うかの判断が冷静にできないという面も持っています。
3. 年収400万円以上
独身研究家である荒川和久氏の調査で、非常に参考になるデータがあります。
年収400万円以上の男性はそうでない男性に比べ、恋愛相手に容姿を重視する傾向にあることが分かっています。

出典:東洋経済ONLINE
恋愛相手に容姿を重視する割合は、年収400万円以上の男性は82%、年収400万円以下の男性76%です。
反対に女性は、年収が高い人のほうが男性の容姿を気にしません。
このことから高収入の男性は女性に比べても、容姿を重視する傾向にあると言えます。
高収入の男性が女性の容姿を重視する理由については後述します。
4. 長続きしない恋愛が多い
外見にこだわる男性は、一人の女性との恋愛が長続きしません。
その根本には先ほど挙げた「完璧主義」「理想が高い」の特徴も原因として関係があります。
付き合う女性に対して不満が見つかると「違う女性ならきっと自分を満足させてくれるはず」とすぐに別れを決断してしまいます。
また、外見だけを基準にして付き合う女性を選ぶため、性格や価値観などの相性を考慮していません。
ですので、付き合う女性と深い心の絆を結ぶことができず、別れを切りだされて振られてしまうパターンにはまってしまいます。
「性格や価値観が合わなかったからだ。だから次はもっと合う人を探そう」という発想にもなりません。そのまま延々と、同じ別れのパターンを繰り返す可能性があります。
外見にこだわる男性が抱える5つの心理
次に、付き合う女性の外見にこだわる男性がどのような心理を抱えているかをお伝えいたします。
また、生物学的な要因から、なぜ外見にこだわってしまうのかについても詳しく解いていきます。
1. 視覚優位の生き物だから
男性は女性よりも元々、視覚優位の生き物とされています。
なぜなら原始時代に狩りをする際、視覚的に情報を得る能力が優れていたほうが都合が良かったからと言われています。
例えば、目の前の獲物が襲いかかるサインを出しているかどうか、それとも隙を見て逃げ出そうとしているかどうかを判断する、といった具合です。
女性の外見にこだわる男性は、こうした古来から受け継ぐ能力が色濃く残っていることが原因と考えられます。
2. より健康的な子孫を残したいから
議論がまだ続いている内容ではありますが、興味深い調査結果があります。
15,000人の男女(24歳〜35歳)を対象に行われたアメリカの調査で、容姿と健康の関連を調べるという内容のものです(※1)
結果としては容姿が魅力的な人物ほど、病気にかかりにくいという傾向が見られました。
もしこれが本当であれば、外見的に優れた女性との子どもを残そうとするのは、本能的な行動と言えます。
外見にこだわる男性は、健康的な子孫を残そうとする本能が強いのだと考えても良いでしょう。
※1 参考:Mail Online
3. 美人を連れて歩くことで自信を得たいから
いつの時代でも、美人を連れて歩く男性はもてはやされます。
美人は競争率が高いため「一緒にいようとするには、さぞ高い魅力が男性側にも求められるだろう」と考えられているからです。
そして、本当に凄いかどうかに関係なく、賞賛を向けられることで隣りにいる男性は自信を得てしまいます。
結果的に美人を連れているから自信を得るのではなく、自信を得るために美人を連れて歩くようになってしまうのです。
自己に対する評価軸が、他人からの評価に傾いてしまっている状態と言えます。
4. 自分にふさわしい女性はとびきりの美人だと考えているから
トロフィーワイフという言葉があります。
経済的に豊かな男性がその地位を誇示するために、容姿や年齢の点で不相応に魅力的な女性と結婚することを指します。
「貧乏時代に側で支えてくれた女性を捨て、経済的に成功した途端に若い美人と結婚した男性」の話を聞いたことがありませんか?
このパターンは、お笑い芸人やミュージシャン、成り上がりの成功者に多く見られます。
結婚する女性を愛しているかどうかは関係なく、どれだけ若くて美しいかが重要なのが、トロフィーワイフを欲する男性の心理です。
「美人を連れて歩くことで自信を得たいから」と同様に、自分の価値を、持っている物や人脈で測ろうとしている状態と言えます。
5. ブランド信仰が強いから
ある対象の顕著な特徴に認知が歪められて、正常な評価ができなくなってしまうことを「ハロー効果」と言います。
例えば「Macを使う人はオシャレで仕事ができる」「大手企業に勤めている人は誰しも優秀である」といった具合です。いずれも、必ずしもそうとは限らないのが現実です。
これらは、「Macのオシャレさを打ち出したCM」や「大手企業のブランドイメージ」によって認知が歪められた結果、誤った評価をしてしまったと言えるでしょう。
外見にこだわる男性は「美人であればきっと性格も良いし、一緒にいれば幸せになるはずだ」という勝手なイメージを持ってしまっています。
これも一つのハロー効果であり、美人というブランド信仰です。
ブランド信仰が強いため、外見にこだわる男性はその女性の本質を見極めることができません。
見かけに惑わされ、美人局に騙されやすいタイプとも言えます。
外見にこだわる男性が迎える「不幸な未来」とは?
ここまでは、外見にこだわる男性の特徴や心理についてお伝えしてきました。
ではもし、外見にこだわる男性がそのまま付き合う女性に容姿だけを求めていた場合、どうなってしまうのでしょうか?
これまでの内容を考えれば、簡単には幸せになれなさそうなことが分かります。
性格の不一致による結婚生活への不満
参考になるものとして、30歳〜59歳の既婚男女を対象に実施された結婚生活についての調査で、こんな結果があります。
「思い通りの結婚生活ができていない」と回答した人に理由を聞くと「性格の不一致(一緒にいるとつまらない)」が男性は31.9%とトップだったのです。
もしも性格が合うかどうかを無視して外見だけをこだわって結婚相手を選んでしまうと、結婚生活を大きく後悔してしまうことがこの結果から分かります。
「やっぱり外見が気に入らないから」という回答がないことからも、付き合う相手を選ぶのに重要なのは容姿よりも性格だと言えるでしょう。
一時的な恋人であればまだしも、「生涯を共にするパートナーが欲しい」と考える人であれば、外見重視から性格重視で付き合う女性を選べるようになりたいはず。
次項では外見重視を卒業して、性格重視で女性選べる男になるステップをご紹介します。
外見にこだわる男性からの卒業ステップ3つ(付録つき)
ここからは付き合う女性の外見にこだわってしまう癖を治し、性格重視になる方法をお伝えします。
先ほどのデータでは「性格の不一致(一緒にいるとつまらない)」が「思い通りの結婚生活ができていない」と回答するトップの理由でした。
一方で、「思い通りの結婚生活」ができていると考える人のトップ理由は「お互いの性格の一致」(男女ともに54%以上)になります。
このことから、性格の合う女性と一緒にいることは「幸せになる近道」と言えるでしょう。性格重視で女性を選べるようになる価値は、十分にあると考えられます。
性格の相性を考える
これまでは、付き合う女性の外見にばかりフォーカスしていたかもしれません。
これからは目の前の女性に対して「この人はどんな性格だろう?」「自分と性格の相性が良いだろうか?」と考えてみましょう。
性格を知るには時間がかかります。何度もデートを重ね、お互いの価値観をぜひ話し合ってみてください。
とはいえど、性格や価値観を知るために何を話せば良いのか、最初はよく分からないかもしれません。
ですので、会話の役に立つ質問の例をいくつか付録として挙げてみました。
以下の質問をすることで、性格や価値観を知る良いきっかけになるはずです。
【付録】デート相手の性格・価値観を知る質問
- それをするだけでワクワクすることって何?
- 一人でいるときによくすることは?
- 今、一番ハマっているのは?
- 将来の夢は?
- 小さい頃はどんな子どもだった?
- 自分の両親はどんな人だと思う?
- 一番好きな言葉は?
- 休日の過ごし方は?
- お金があったら何をしたい?
- この世で一番許せないことは何?
- これまでの人生で一番大変だったことは?
- 恋人に求めるものは?
自己受容感を持つ
美人と付き合ったからといって、あなたの価値が上がるわけではありません。
「他人に自慢したい」「美人と付き合うことで自信を得たい」。そう思っている人は、そんなことをしなくとも自分の価値は十分であることを知りましょう。
良いところも、悪いところも認めて、ありのままの自分を認める。これを自己受容と言います。
美人と付き合えば、本当に自信を得られますか?
心の奥底ではきっと「こんな美人と付き合える自分は、きっとすごいはずだ」と無理やり言い聞かせていたのではないでしょうか。
本当の自信は、自分を好きになることで育まれていきます。自分を好きになるには、人の役に立つことをするという手段が特に有効です。
誰かの役に立つということは、そのままの自分を好きになる良いきっかけになります。
この自己受容については、詳しくはミリオンセラーにもなった『嫌われる勇気』を読むことを強くおすすめしたいと思います。
恋愛経験を重ねる
仮にすぐに外見にこだわる癖が治らなかったとしても、安心してください。
美人と付き合う経験を重ねていけば「必ずしも外見と性格はイコールではないのだ」と気づくはずです。
時間が経つにつれてその考えが濃厚になり、ふと性格重視になる瞬間がくるでしょう。
色々な女性と付き合うなかで、自分に合う性格の人も分かるようになります。
その上で、「容姿も性格も好みだし相性もよく合う」といった人と付き合うことが、最高の幸せではないでしょうか。
目の前の女性の本質的な部分が分かるようになるまで、時間をかけて経験を積みましょう。
外見にこだわる男性の特徴と卒業方法まとめ
誤解をして欲しくないのが、付き合う女性に外見の好みを求めるのは、決して悪いことではないということです。
外見の好みがあるのは当然ですし、それを無視したり否定する必要はありません。
ですが、外見のこだわりに翻弄され、性格的な相性を忘れてしまえば幸せにはなることは難しくなります。
「外見にこだわる男」を卒業し、ぜひ性格を重視して女性を選べる男性を目指しましょう。
そうすれば、生涯のパートナーと「思い通りの結婚生活」と呼べる長期的な幸せを育むことができます。
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