【男性のドレスコード】知っておきたいスマートカジュアルとは

【男性のドレスコード】知っておきたいスマートカジュアルとは

パーティーや海外旅行先などで、ドレスコードのある場面に遭遇する機会があると思います。フォーマルやカジュアルだと分かりやすいですが、ときには「スマートカジュアル」を指定されることもありますよね。

ですが、「スマートなのにカジュアル? 結局どっちなの?」と戸惑い、どのようなコーディネートがふさわしいのか分からないという男性も多いのではないでしょうか。

この記事では、大人の男性が知っておきたいドレスコード「スマートカジュアル」について解説します。

スマートカジュアルとは

スマートカジュアルというフレーズの起源は、およそ95年前のアメリカ・アイオワ州で発刊されていた新聞まで遡ります。
そこではこのように説明されています。

The sleeveless dress with three-quarter overblouses, in smock appearance completing it for street wear, is accorded various interpretations. It is at once practiced and gives a smart casual appearance.
(袖無しドレスに3/4丈のオーバーブラウスで、スモックを合わせたような外出の装いは、様々に解釈されます。すぐにできる着こなしでスマートカジュアルに見せるものです。)
引用:The meaning and origin of the expression: Smart casual

これをきっかけに、アメリカ国内ではスマートカジュアルというフレーズが一気に浸透しました。

20世紀になるとドレスコードのひとつとして認識され、今日ではカジュアルスタイルのうち、上品な着こなしをしたものを指します。

ドレスコードの中のスマートカジュアルの位置

ドレスコードとは

そもそもドレスコードとは

既にご存知の方も多いとは思いますが、「ドレスコード」についてあらためて説明します。

ドレスコードは、服装規定ともいわれるもので、時(time)、所(place)、場合(occasion)に相応しいフォーマルな装いをすることです。

例えば、結婚式なのに上下スウェット、葬儀や通夜にパステルカラーのドレスだったらどうでしょう。
会場で浮くのはもちろんですが、相手に対して失礼になることはいうまでもありません。

ドレスコード一覧表

ドレスコードには様々なスタイルがあります。これらを指定された場合、TPOをわきまえて指定通りのファッションをしましょう。

服装名 説明
フォーマル(正装) モーニングコートにベストを着込むような装い。
国会議員が組閣の際に着るような服装。
セミフォーマル(準正装) タキシードやディレクタースーツなど。
結婚式にふさわしい服装。
インフォーマル(略礼装) ダークスーツとネクタイ。
いわゆる平服と呼ばれるもので基本スタイル。
スマートカジュアル 上品なジャケパンと革靴スタイル。ノータイでOK。
最もラフなドレスコード。
カジュアル ジーンズ、Tシャツ、ハーフパンツ、スニーカーなど。

スマートカジュアルは、最もラフなドレスコードで、高級レストランやミュージカル観劇の際など、実に幅広い場所で指定されます。

そのため、一概には「このようなシーンで」と限定できませんが、裏を返せばドレスコードでありながら、フォーマルな場所では相応しくないファッションとも言えます。

スマートカジュアルの必須アイテム

実に幅広い場所で指定されるスマートカジュアルゆえ、コーディネートする際は多くの迷いが生じてしまうでしょう。ここからは、「これを合わせていればスマートカジュアル」というアイテムを4点紹介します。

1. ジャケット

テーラードジャケット

ジャケットはスマカジの要です。特にテーラードジャケットはインナー次第で違った印象になり着回しの幅が広いので1着持っていて損はありません。

ダークカラーで仕立ての良いものを
ネイビーや黒、ミディアムグレーなどダークカラーを選びましょう。
また、大人カジュアルに仕上げるには、カジュアルだからといって気を抜かず、上質な仕立てのものをチョイスしてください。
そうすることで、より大人らしく品が出ます。

2. 印象の変化を楽しめるシャツ

ドレスシャツ

ジャケットのインナーは、カジュアルシャツもいいですが、大人の男性にはドレスシャツもおすすめです。

初心者は、白やサックスブルーから始めてみるといいでしょう。上級者は色柄でおしゃれ感を演出するのも素敵です。

しかし、個性を出しすぎないように注意しましょう。

Tシャツは避けたほうがベター
飲食店によってはスマートカジュアルだと判断されることもありますが、カジュアルすぎるTシャツは基本的にNGです。TシャツでNGなのですから、いうまでもなくタンクトップはありえません。

3. キレイめなボトムス

きれいめ チノパン

基本的に品が感じられればボトムズは何でもかまいません。ドレッシーなスラックスではなく、綿パンやチノパン、キレイめのジーンズでも構いません(ダメージは不可)。

セットアップではない、いわゆる“ジャケパン”も良いです。

ハーフパンパンツは極力NG
夏場だからといえ、ハーフパンツはスマートカジュアルに適しません。
カジュアルなシーンであれば、ジャケットとの組み合わせでハーフパンツもOKとする場所もありますが、あくまでその会場によりけりなので、避けたほうがいいでしょう。

4. 洒落っ気のある靴

洒落っ気のある靴

スマートカジュアルでは、基本的にはビジネスシューズはNGとされています。ダークカラーではなく、少し明るめのブラウン、素材もスウェードやレザーがいいでしょう。

また、形もショートブーツやレザースニーカー、デッキシューズでカジュアルダウンを狙うのもとてもおしゃれです。

カジュアルすぎる靴はNG
旅先だからといってスニーカー、暑いからといってサンダル、豪雪だからといってアウトドアスーズを選んでしまうと、レストランのドレスコードに引っかかる可能性が非常に高いです。
店舗・会場付近で履き替えるようにしましょう。

【季節別】スマートカジュアルのお手本コーデ

スマートカジュアルでドレス・コードに対応するとき、どのような着こなしをすればいいのか見当がつかず、悩んでしまうかもしれません。

ここからは、下記のポイントを踏まえたスマートカジュアルにおすすめコーディネートをご紹介します。

スマートカジュアルのポイント
  • 基本的にジャケット着用
  • サイズはジャストサイズのものを

春夏におすすめのスマートカジュアルコーデ

春夏のコーディネートは、色数を減らして爽やかさを演出すると良いでしょう。例えば、ベージュのセットアップを選ぶと、色味の少ないコーディネートで大人らしい印象を作ります。

色味を抑えた分、靴は素足履きして肌色をプラスするなどの工夫もアクセントになるのでおすすめです。ただし、場所によっては素足履きがふさわしくないこともあるので、TPOに合わせましょう。

秋冬におすすめのスマートカジュアルコーデ

秋冬のコーディネートは、インナーに工夫をしてみましょう。例えば、インナーをセーターにするだけで暖かさを確保しつつ「ラフで知的な印象」が得られます。

インナーを変えて大人の余裕を出しながらコーディネートをしていきましょう。

おわりに

大人の男性だからこそ知っておきたいスマートカジュアル。記念日や特別なデートには、スマートカジュアルを着こなして女性をエスコートすると、いつもより魅力的な男性に見えるはずです。

また、スマートカジュアルは、きちんとした服装の参考になりますし、スマートカジュアルが嫌いな女性はまずいません。

スマートカジュアルに必要なアイテムを持っていて損はないため、これを機会に一通り揃えておきましょう。

この記事のライター

shugano

中学生と小学生の子を持つママライターです。趣味はハンドメイド。趣味にも仕事にもコーヒーとチョコは欠かせません。恋愛系の記事を多く執筆してきた経験を活かしたアドバイスやお役立ち情報をお届けします。

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す