結婚前の同棲。始める前にすべきことと決めておきたいルールについて
結婚を前提にした同棲は、男女問わず「結婚したい」という気持ちを強める結果になることが多いようです。
400人中、同棲の理由を「結婚を見据えて」と回答した男女225名への質問。
同棲経験者の71.6%が、同棲は結婚したいという気持ちを「強めた」と答えた。
引用:CHINTAI情報局「【同棲経験者400人に聞いた!】結婚前の二人暮らしはあり?なし? 同棲は結婚に繋がるか調査してみた」
しかし、同棲をしたのにも関わらず結婚まで至らなかったカップルが一定数いるのも事実。
共同生活で大事なのは、お互いを思いやる気持ちを持つことです。
それが出来なければ、同棲がきっかけで破局、なんてことにもなりかねません。
「結婚を考えている彼女と、同棲を始めたい」と思っている男性のために、結婚前に同棲することのメリット・デメリット、始める前にするべきことや決めておきたいルールについてご紹介します。
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目次
同棲のメリット・デメリット
同棲を始めるにあたっては、メリットだけに目が行きがちですが、デメリットについてもしっかり把握した上で準備を始めましょう。
まずは同棲のメリットから解説します。
同棲するメリット
- 一緒にいられる時間が長くなる
- 金銭面の負担が軽くなる
- 相手のことをよく知ることができる
お互いが仕事で忙しいためなかなか会う時間がない、もっと一緒にいたい、などの理由から同棲を選ぶカップルも多いのではないでしょうか?
生活を共にすることによって、一緒に過ごす時間を大幅に増やすことができます。
二人で家賃などを折半すれば、一人暮らしより金銭面での負担が軽くなり、結婚に向けて貯金をしたい場合にも有効。
また、同棲では、相手の生活の習慣や細かいクセなど、普段のデートでは見えないところまで知ることができます。
結婚してから相手の許せない部分が発覚して、離婚してしまった……ということも珍しくありません。その点、同棲の時点でいろいろと確認できると安心です。
同棲するデメリット
- 一人の時間が欲しくなる
- 結婚のタイミングを逃すことがある
- お金の管理のことで揉めやすい
二人で暮らし始めると、一人の時間はどうしても少なくなります。
お互い趣味に没頭する時間が取れず、ストレスを感じる場合があります。
また、喧嘩になった時、間取りによっては同じ空間で気まずい空気が流れることも……。
同棲が長引くと、結婚のきっかけやタイミングを逃してしまうカップルも多いようです。
結婚することになっても、もっと早く結婚しておけば、と後悔したり、別れた場合は家具をどうするか、など色々と問題が発生します。
お金の管理についてトラブルが発生しやすいのもデメリットとして大きいです。
片方だけに金銭面の負担がかかると、支払っている方の不満が募ってしまいます。
喧嘩や揉め事の原因にもなるので、料金の支払いについては、事前に二人でしっかり相談しておくのをおすすめします。
同棲を始める前にすべきこと
同棲は、結婚が前提であっても、なんの責任も法的拘束力も発生していない状態です。
男性にとっては責任もなく、お金の負担が軽くなり、女性に家事をやってもらえるなど、いいことづくし。
ですが、「今の状態が楽だし、このままでいいか」とずるずると結婚しないでいると、女性からすれば「結婚する気がないのでは?」と思われてしまいます。
最悪の場合、破局の可能性もあるのです。
結婚を先延ばしにしないためにも、以下の3つを同棲前に済ませておくのをおすすめします。
1. 親へ挨拶をする
プロポーズや入籍など具体的なことが決まっていなくても、結婚を意識しているなら、同棲にあたってまずは双方の両親の許可をとっておくほうが無難です。
同棲を反対されていても、挨拶のときに結婚の具体的なビジョンを示すことで、両親に受け入れてもらえるケースもあります。
挨拶は、基本的には彼女の両親を先にすること。
同棲にかかるリスクは一般的に女性の方が大きいとされているため、彼女側を優先して親の理解を得るようにしましょう。
挨拶は、それぞれの実家に伺ってするのが基本です。
服装については、基本的にはスーツがおすすめ。
スーツ以外にする場合でも、最低限ジャケットとシャツは着用し、真面目さや誠実さを意識しましょう。
同棲の挨拶に限らず、彼女の両親と会う際には、お土産を持参するのがマナーです。
ささやかなもので問題ないので、必ず用意しておきましょう。値段としては3,000円~5,000円くらいが目安です。
初対面の場合は、洋菓子や和菓子の詰め合わせなど、定番のものでOK。
挨拶の場がカジュアルなレストランなどの場合には、手土産の代わりに外食代を支払うのもいいでしょう。
2. 結婚する日取りを前もって決める
結婚する日取りや、結婚式の日取りなどを彼女と話し合ってから同棲を開始しましょう。
「仕事が安定したら」「二人での生活に慣れてきたら」など曖昧な設定だと、二人の間で認識のズレが生じ、結婚どころか喧嘩や破局の原因になってしまいます。
いつまでに結婚式をしたいかなど具体的に決めてから、逆算して同棲開始の時期を決めれば、計画的に結婚まで進められます。
3. 結婚までの目標貯金額を決める
同棲から結婚までの期間を決めたら、期間中に貯める貯金額も一緒に決めましょう。
期間を決めずに貯金額だけ決めても、お金が貯まっていないことを理由に結婚を先延ばしにしてしまう可能性があるので、期日も設定しておくのがおすすめです。
結婚までの期間が2年で目標の貯金額が200万ならば、毎月9万円貯められれば達成可能です。
月々の目標額が分かれば、貯金もしやすいでしょう。
同棲前に決めておきたいルール
家族以外の他人と一緒に暮らすとなると、お互いが好き勝手に生活を送るわけにはいきません。
厳密に細かいルールにする必要はありませんが、ある程度は話し合っておくべきです。
1. 誰が何を支払うか決めておく
お金については、どちらか一方が全て支払うという状況は避けること。
生活にかかる費用については、共有の財布で管理するのがおすすめです。
共有の財布でのお金の管理が難しい場合は、家賃は男性が払って公共料金は女性が支払う、一度男性が全て支払ってから女性が食費を渡すなど、二人でやりやすい方法を話し合って見つけましょう。
2. 家事を大まかに分担する
家事について、女性に全て任せるのはおすすめしません。
仕事が忙しい場合などは家事を全て半々にというのも難しいですが、「言われたからやる」というスタンスでは、女性から幻滅されてしまいます。
どうしても家事の分担が難しい場合は、せめて休日だけでも掃除・洗濯をする、食事を作るなど、女性の負担を減らす努力を。
3. およその就寝時間起床時間を決める
朝、起きる時間帯や就寝時間など、生活リズムにズレがあるのであれば、事前に折衷案を決めておきましょう。
ただし、お互いが納得しないままスタートしてしまうと不満が溜まってしまうので、難しい場合は無理に合わせる必要はありません。
休みの日は遅くまで起きて一緒に過ごす時間を捻出する、週に1日は二人の時間を作るようにするなど、無理のない範囲でリズムを合わせましょう。
結婚前の同棲は相手としっかり相談しましょう
「一緒に住んでみたけど、何か違った」というミスマッチは、誰だって防ぎたいものですが、お互いの今後のためにも、同棲を始める前には相手とよく相談することが大事です。
なんとなく同棲を始めたり、将来の約束もなく金銭面や生活面で楽になるから、というような安易な考えで同棲を始めてしまわないように……!
大人の男性として、しっかりと自分自身の責任について考えておきましょう。